2014年11月14日金曜日

スペインでアパートを探す方法

はじめに、スペインで最も経済的に住む方法は、ルームシェアだと断言できます。ここでは、アパートのルームシェアの良い部分と悪い部分について、住居を賃貸する際の流れなどについて、様々な角度からお教えしたいと思います。

ルームシェアについて

通常、ルームシェア用のアパートには、共用部分に台所、リビング、トイレやお風呂(アパートによっては複数)があり、それぞれがそれらを共有し、ひとつ屋根の下に住んでいます。食料の購入、料理、食事などを各自がそれぞれ行うか一緒に行うかは、住んでいる人たちとの生活リズムや習慣によります。また、洋服の洗濯や掃除も場合も同じです。中でも掃除はアパートごとにルールがあったりします。例えば、汚したら汚した人がその都度きれいにする、当番制で掃除をする、などです。水道光熱費やインターネット代は、1ヶ月または2ヶ月ごとに住んでいる人たちで割って支払います。

続いて、あなたがスペインに来た時に見つけることができるシェアの仕方の代表的なものをお教えします。
大学生、大学院生とのシェアの場合、そのほとんどが18歳から30歳です。
働いている人たちとのシェア。より安く住めるルームシェアを好んで選んでいます。
離婚した人や年長の独身者の場合、経済的な理由でルームシェアをしていることがあります。しかし、これはあまり多くなく、まれな例でもあります。

疑問としては、例えば、月の途中に来た場合、家賃の全額を支払わなければならないのか、それとも日割りで支払うのか。(今回の場合は半月)答えは後者の「日割りで支払う」です。
次は、ルームシェアの良い点、悪い点について。そのひとつは値段です。寮やホームステイをするよりもとても安いということです。しかし、寮やホームステイの家賃というのは、理由があって高めに設定されているということに留意しなければなりません。というのも、水道光熱費やインターネット代、そして食事がついているからです。なので、住居を探す際にはルームシェアとホームステイ、寮の家賃の差はどこから来ているのか、実際の家賃はどれくらいなのか知る必要があります。



ルームシェアの良い点、悪い点について

そのひとつは値段です。寮やホームステイをするよりもとても安いということです。しかし、寮やホームステイの家賃というのは、理由があって高めに設定されているということに留意しなければなりません。というのも、水道光熱費やインターネット代、そして食事がついているからです。なので、住居を探す際にはルームしぇとホームステイ、寮の家賃の差はどこから来ているのか、実際の家賃はどれくらいなのか知る必要があります。


ルームシェアにおける、他の主な利点としては、時間の自由度です。例えば、寮やホームステイでは、x時以前に帰宅しなければならないなどの時間的制限があります。また、居住者以外の訪問の制限もあるため、友人と集まって家で一緒にご飯を食べたり遊んだりということが困難になることがあります。アパートでもそのような制限や、さらに厳しいルールが課されることもありますが、それは特にシェアをしている人たちで取り決められます。

これまでに述べてきた良い点に反する最も明らかなことは、掃除、料理、洗濯、買い物などを自分自身でしなければならないことです。つまり、ホームステイや寮ではする必要がないことを自分自身でしなければなりません。

もうひとつ悪い点があるとすれば、スペイン人との関係を持つことが難しいということです。日本ではルームシェアという概念が根付いていないため、間違った印象を与える可能性があります。というのも、あなたは、ホームステイや友達同士で住む場合と同じような人間関係をルームシェアでも持つことができると考えているかもしれませんが、見ず知らずの人々がひとつ屋根の下に住むということは、それぞれが独立した生活を送り、朝に軽く挨拶をしたり時間がある時に軽く話したりというものがほとんどなのです。一般的に、彼らは彼ら自身の生活を送り、あなたはあなた自身の生活を送るため、ホームステイでの生活とは異なるのです。そのため、共用スペースに行った時などに彼らの大学の友人や会社の同僚とアパートで会うことも珍しくはありません。それが毎日起こるというわけではありませんが、それは同居人にもより違いますし、もちろん新たな同居人と追い関係を持とうと積極的に話しかけてくる人もいますし、一緒にご飯を食べたり飲みに出かけたりする人もいます。しかし、それはよく起こり得ることとは言えません。もっともポピュラーなのは、先ほど述べたように、ひとり一人が独立した生活を送ることなのです。



このようなアパートを探す際の様々な方法について

これは、日本にいるうちは理解しづらい方法と言えるでしょう。しかし、もっともシンプルで、事実日本でも最もシンプルな方法でしょう。

その前にひとつはっきりさせておきたいことは、この方法はビザなしで滞在できる3ヶ月未満の滞在者、もしくはすでにビザを取得している人に限られます。その理由は簡単で、通常ルームシェアをする際の契約はビザ取得のための申請には使えず、申請に使用するにはアパートのオーナーが特別な書類を用意したりする必要があり、時間とお金が余計にかかるため、どのアパートオーナーもこの手続きをやりたがりません。というのも、通常、アパートでは部屋を貸す際には次の月に借りる人を探します。例えば、ある人が出て行くことになった場合、空き部屋を作らないために次に借りる人をできる限り早く探すため、どのオーナーも何ヶ月も先に来る人のために面倒な手続きをしたがらないのです。また、来るはずだった人が最終的に来なくなり全てが無駄になるというようなリスクも冒したくないのです。だからこそ、ルームシェアが最も安いという理由でもあります。(いくつかの学校にはルームシェアができるアパートがありますが)ルームシェアとは逆である学校の寮は、ルームシェアとは違いとてもコストがかかります。なぜなら、学校は先述したリスクを冒し学生を受け入れているためです。例えば、グラナダでルームシェアをする場合は月におよそ200ユーロがかかりますが、学校が用意するビザ申請に利用できる住居は月に約500ユーロです。私の意見では、学校の用意する住居に住むよりも、他の方法の2倍ほどコストがかかってしまいますがホームステイの方が良いと思います。なぜなら、ホームステイ先の家族は、あなたが知らない街のこと、いろいろな疑問やスペイン語の練習という点であなたを助けてくれるからです。

そのため、多くの日本人がその方法を選んでいます。その際、ビザを取るまでの間、はじめにホームステイを選び、ビザ取得後もそのまま住むことを望めば住み続ける(その場合は早めにその旨を伝えることが望ましい)、またはルームシェアに切り替えるといったことを私はおすすめします。

3ヶ月未満滞在の人でルームシェアをしたい場合は、最初の週はホステル、ホームステイや寮などに滞在し、その間に住みたいアパートを探すことをおすすめします。



どのようにアパートを探すか

私たちがアパートを探す際、以下に記述する方法で探します:

*インターネットで探す。インターネット上には、ルームシェア用のアパートを探すサイトがたくさん存在するため、例えばGoogleに「alquiler piso compartido en Madrid(ルームシェアアパート賃貸 + 街の名前)」と打ち込むだけで探すことができます。この方法では、一度、サイト上で街の中から学校があるエリアや住みたいエリアを選択してアパートを探す必要があります。

*張り紙広告で探す。これは、大学の学部、語学学校や図書館などの付近でアパートを探す最もポピュラーな方法です。この方法で興味深いのは、それらのアパートは広告が貼られているエリアに位置し、その付近にある学校等の施設からも近くに位置しています。さらに、仲介業者などを通さず、手数料を払う必要がないため、少しだけ経済的に借りることができます。このような広告の例としては、「xxエリアでルームシェアをする人を探しています。住人は静かな人たちで、非喫煙者です。アパートには暖房、オーブンなどが付いています。興味がある人は6XXXXXXまでお電話ください」というものがあります。

*業者を通して探す。この方法は不動産業者に自分の住みたいエリアとアパートの条件を伝え、探してもらうというものです。通常この方法は先述した方法よりも高いコストがかかります。

条件にあったアパートが見つかれば、電話をして興味があることを伝え、実際にアパートを見に行くだけで済みます。一度そのアパートに決めてしまえば、あとはアパートのオーナーかその代理人と契約し、アパートの保証料を支払うだけです。その保証料は備品の破損等がなければ契約終了時に返却されます。

さあ、あとはあなたの新しい住居を探すだけです!


最後に


一見、複雑そうに見えますが多くの需要供給がある為、人々はそれらに慣れており、ルームシェアまたはアパートの一室を探し、契約する事は何の問題もないでしょう。

2013年11月12日火曜日

スペイン人との恋愛について

スペインにいる日本人留学生に聞くと、十分に理解できることですが、スペイン人の恋人を作れたらいいと答える人は多いです。スペイン人の恋人を持つことはもちろんスペイン語力を高める大きな助けになるので、そういった経験をしたいと考えることは自然のことですし、実際に、そういった経験のある日本人留学生たちのスペイン語力は伸びました。それに加えて、彼らの文化に慣れ親しみ、また恋人のことを深く知ることによって、スペイン人の性格もよりよく知ることができるのです。

私が驚いたことの一つに、日本人にスペイン人の恋人を持つことについて尋ねると、たいていスペイン滞在期間中のみ付き合いたいと考えているということがありました。おそらく、前に述べた理由だけでそのように考えていたのか、もしくは帰国後の遠距離恋愛は続かないと考えていたからでしょう。しかし、今現在、私が知っているカップルの大半は帰国後も交際が続き、そのうちのいくつかは今でも続いていますし、いくつかのカップルは最終的には別れてしまいましたが、帰国後何か月も交際を続けていました。

話を続ける前に、私が知っているカップルのほとんどがスペイン人の男性と日本人の女性だったということを付け足しておきましょう。考えうる理由はあとでお話します。
それにしても、どうして交際が続くのでしょう?先ほども言った通り、このようなカップルは前述の理由で付き合い始めましたが、時間が経つにつれて最終的にはお互いに愛し合うことになります。それは、(私が彼らと話したところによれば)スペイン人男性はとても愛情に溢れていて、いつでも彼女のことをすごく心配しているからだと言えます。このため、カップルの多くは最終的に愛し合うことになったのです。これだけが理由ではありませんが、私は多くの日本人の話を聞いて、これは重要な理由の一つだと思ったのです。


スペイン人男性-日本人女性のカップルの方がスペイン人女性-日本人男性のカップルより多い理由は?


このような状況になる理由は様々ですが、私の経験に基づいて、そのうちのいくつかをお話したいと思います。
まずはじめに、スペイン人の女性と男性の違いについて少し述べたいと思います。特にディスコで、スペイン人男性が女性をナンパしようとすることはありふれていますが、その一方スペイン人女性が男性をナンパすることはあまりありません。たいていのスペイン人女性は男性にナンパされることに慣れてしまっているので、ナンパに成功することは時にとても難しいことになります。一般的にスペイン人男性は、「肉食系」と言えるでしょう。

そのため、日本人女性であるあなたをスペイン人男性がナンパしようとすることは珍しいことではない、ということが理由の一つにあげられます。しかし、スペイン人女性が日本人男性をナンパすることはずっと難しいです。
スペイン人女性はナンパされることに慣れてしまっているので、日本人男性がナンパに成功することも時々難しくなります。文化の違いもあって日本人男性はこういった事に慣れておらず、たいていスペイン人男性よりも控え目で、この種の経験に縁が無いのです。
もちろん、私はナンパに成功した肉食系日本人も知っています。残念ながらそれは立派な思い出の一つになってしまったんですけどね。

他に、性格が理由の一つとして挙げられます。スペイン人女性は一般的に日本人女性よりも強い性格を持っています。そのことが、日本人男性(より落ち着いた女性に慣れているでしょう)とスペイン人女性の関係を難しいものにしていると言えます。それとは逆に、そういった意味で、スペイン人男性がより落ち着いた女性と付き合ってもあまり問題は起こりません。

ナンパとディスコについてお話するにあたり、次の基本的なアドバイスを外すことができません。このことはスペイン人の中ではよく知られていますが、日本人の多くは知りません。具体的には、特に女性のみなさんへのアドバイスになります。

スペインのディスコがとてもありふれたものだということを皆さんが知っているかどうか分かりませんが、若者の多く、とくに大学生が足を運ぶ日本で言うカラオケのような場所で、はじめにお酒を飲んでからディスコに行きます。一般的に、日本でディスコというとあまり評判は良くなく、少なくとも私が話を聞いた日本人の多くはディスコには行かないし、行ったこともないとのことでした。しかし、ここでは誰もが普通に行く場所です。それは良いとして、ディスコではいろいろな人の集団に出会うと思います。友人と踊ったりして楽しく過ごす目的で来ている人たち、踊るため、また人と知り合うために来ている人たち、そしてナンパするために来ている人たちがいます。

このような人たちのどの集団に出会っても、女性と男性が知り合ったり、恋が始まったりするきっかけができますし、それは普通のことですが、私が一番心配しているのは、三つ目の集団です。独り身だと感じている男性や、よくあるのが、「一夜だけの」相手を探す目的で女性を探している男性と出会うのはとても簡単なことだからです。こういったタイプの男性はディスコに行き、ナンパしようとほとんどの女性に声をかけます。たいていとてもしつこいので、多くの場合、日本人女性にとっては「NO」ということが困難になります。

私は、何人かの日本人女性の友人が、ディスコで出会って数分後のこのようなタイプの男性にキスをしているところを見たことがあります。こういった始まり方は、彼氏を探す最も良い方法とは言えません。このような男性たちは、たいていただ一夜だけの女性を探しているだけで、あなたもこのような男性を好きになることはないでしょう。普通なら、出会った夜の間はおしゃべりをして彼のことを知り、別の日に出かけるという、何かもっとゆっくりしたもので、そうして初めて男性が「彼女」を探しているといえるでしょう。いつもそうとは限らないのですが(こういった話はとても複雑です)。

とにかく、私の意見では、名前以外にその人のことを何も知らない男性にキスをしてしまうような女性の印象は良くありません。しかし、もちろん各人の自由ですし、あなたさえ良ければあなたのしたいようにできます。しかし、私が心配しているのは、「NO」と言えず、本当に相手のことを好きでないのにそういったことができてしまう日本人女性です。そんな人たちのために、「NO」と言うためのスペイン人女性たちが使う古い言い訳をお教えしましょう。こういうタイプの男性に対して、もしくはナンパしようとしてくるような男性が好きではないために、多くのスペイン人女性は酷い言い方や悪い言葉を使って男性たちを諦めさせようとします。実際にこのやり方が最も早いからです。しかし、私はみなさんには誰も傷つけてほしくありません。そこで、より礼儀正しい二つの断り方についてお話します。

1.「彼氏がいる」と言う。たとえ彼氏がいなくても彼氏がいると言うことはできます。それでもしつこく言い寄ってくるかもしれませんが、とにかくはっきりと彼氏のことが好きで、他の男性と知り合う気はないと言い張って下さい。
2.ただ単に大人の対応をしてやり過ごす。もし何か聞いてくることがあれば返事をしても良いですが、短い返事だけにしてください。「はい」、「いいえ」、「そうね」など…そしてそのあとはお友達と踊ったり話し続けたりします。そうすれば、男性はすぐにあなたが彼に興味が無いことに気付き、離れていくでしょう。無礼ではないかと思ってたくさん話してしまうと、彼はあなたが彼に興味をもっているのだと考えて、なかなか離れていかないでしょう。

ここでお話したことはディスコや皆がお酒を飲む夜の外出についてだけに言えることで、日中はこのような状況になることはまずないでしょう。

最後に、他に頭をよぎるだろう質問と共にこのテーマを続けていきましょう。


交際関係を保つにあたって大きな文化の違いはあるの?

もちろん文化的違いはありますし、そのため時々小さな問題が起きることもあります。しかし私の経験によれば、それは人によってかなり異なっていて、もしあなたたちが外交的な性格を持っているなら相手の状況を理解することはずっと容易なため、あまり問題を抱えることはないようです。しかし、逆の場合、状況はより複雑になります。相手がなぜそれをするのかという理由を理解するのがあなたにとって大変になることがあります。従って、それぞれのカップルによって異なるのでこのテーマについて意見を述べることは難しいのです。私はこれまで差異はあれども、多少問題を抱えていたカップルに知り合ってきましたが、今では文化的な違いが別れる理由になったというケースは見たことがなく、遠距離が他の何よりも破局の理由になっているようです。

また、ここでもスペイン人と日本人カップルに目立つ違いについて、付け足したいと思います。スペインでは、状況が許す限り(例えばとても離れたところに住んでいないなど)毎日彼女に会うか、少なくとも毎日話すということは当たり前です。私は、週にたった一度しか恋人に会わないという日本人をたくさん知っています。彼らは、すごく重いと思われるからそれ以上は会わないと言っていました。

さて、これはスペイン人のことを良く理解していないことの表れです。私たちの考え方はこうです;「自分は自分の彼氏または彼女に恋をしているのだから、その人のことをたくさん想っているし、その人に会い、その人と一緒にいたい」。お互いのことが好きなのだから、毎日、もしくはほとんど毎日、約束をして会うことは当たり前で、あなたが誰かに恋をしていて普段会えるにも関わらず週に一回しか会わないということは、私たちスペイン人にとって理解に苦しむことです。もし週に一回以上会うことがあなたにとって「重い」と言うのなら、私たちにはあなたが相手に恋をしているようにも、相手を好いているようにも見えないのです。とにかく、このケースにおける長所は、スペイン人の恋人がいれば、その人にたくさん会ってスペイン語の練習がたくさんでき、あなたのスペイン語力をとても早く伸ばすことができるということですね :)


2013年11月2日土曜日

スペイン留学中、どのようにスペイン人の友達を作るのか


最初の投稿では、日本人がスペインへ来て、とても心配する『スペイン留学中、どのようにスペイン人の友達を作るのか』という最も重要なテーマについて書く事にしました。

日本人の多く、もしくはほとんどがスペインで数週間、数ヶ月経ってもスペイン人と知り合えず、文字どおり“どうすればスペイン人と知り合える?”と私に尋ねてきました。

私は最初、その質問に非常に驚きました。彼らがスペイン人と知り合う事は、とても簡単だと思っていたからです。例えば私の場合、数年前まだ日本人と交流がなかった時、スペイン人の友達とほぼ毎晩タパを楽しんでいました。その時、スペイン人のグループとも知り合いました。通常はその日だけですが、まれに気が合えば、Facebookアカウントや、後日会うために電話番号やメールアドレスを交換する事もあります。
その為、彼らがそういった意識をせずしてスペイン人と知り合う事は不可能だという事にとても驚きました。したがって、このような問題を抱えている人々へのアドバイスとして、スペイン人の友達を見つけられる方法をお伝えしようと思います。


どこでスペイン人と知り合える?

人と知り合うためにとても一般的な事ですが、先ほど私が言ったように、“夜外出する事(「フィエスタ」はパーティの意味がありますが、ここでは誰かの家で集まって一緒に過ごすパーティのことではありません。)”です。スペイン人はパーティ好きとして有名ですが、その通りで、毎週末大学生だけでなく若者は皆、バルやパブ、クラブに出掛けます。そういった場所では、簡単に人と知り合うことができます。


多くの語学学校では、スペイン人と外国人の交流の場を提供しています。それは、スペイン人と知り合うための確実な方法の一つです。一般的に日本に興味を持っているスペイン人というと、漫画や、それと同じようなテーマに関心がある、いわゆる“オタク”と言われる人達が多いです。しかし、もちろん“普通の”スペイン人と知り合うこともできます。どのような場合にしても、スペイン人の友達と一緒にいさえすれば他のスペイン人と知り合う事が出来るでしょう。

もし、交流を提供している学校が見つからない場合でも、あなたの街の日本語の授業を開講している学校を探すことが出来ます。そして、その掲示板に、日本語ースペイン語交流の場を探しているという内容の投稿をすれば、必ず語学交流に興味を持っている学生が現れるはずです。積極的に動くことが大切です。

もし、サッカーのようなスポーツや、料理やダンスのような他のアクティビティが好きであれば、いつでもそういった授業に参加する事が出来ます。(留学生ではなく、スペイン人が受けている授業に参加するのも良いでしょう)これらの授業では、常にスペイン人と知り合え、お互いに共通するテーマ(活動)に興味を持っているのでとても簡単に彼らと会話を始めることができます。

もちろん他にも、カフェにいる時や買い物をしている時など、可能性は確かに低くなりますが、どこでもスペイン人と知り合える可能性があります。


どのようにスペイン人と知り合える?(身構え)

これについては、私の重要な意見であり、日本人の多くが失敗している事です。
まず、明確な事は『恥を捨てる』という事。多くの日本人はあまり上手く話せない場合、スペイン人と話す事や交流する事に対して、恥ずかしいと感じる、またはスペイン人と話すこと自体を拒否しています。恥は捨てる事です。もしあなたがスペイン人と話す事が出来ないのなら、知り合う事すら出来ません。完璧なスペイン語を話す事が出来なくても、大丈夫です。たとえ、間違えていたとしてもきっと理解してくれます。もし、そうでない場合は説明すればいい事です。

運にもよりますが、これらを“継続”する事でスペイン人と知り合えるでしょう。しかし、やめてはいけません。色々な人がいるので、外国人に興味を持つ人はいます。それがあなたにとって嫌な経験になったとしても、努力を続けなければいけません。なぜなら、知り合う機会は常にあるからです。

もうひとつ重要なことは、自発性を持つことです。スペイン人の方からあなたに近づいてくる事を期待するのではなく、あなたの方から彼らを知ろうとしてみましょう。彼らに話しかけて、もしそんなに興味がない場合は、他の人を探して下さい。スペイン人はほかにもたくさんいるので、“興味のない人へ話し続けることはやめましょう。”

自分の例を上記に述べたように、あなたはある晩、または一日を通して誰かと知り合う事が出来ますが、再会する事はないのが普通です。私には友達がいるので、おそらく知り合った人全員と会うことにあまり関心を持ちません。そのため、何か大きな理由や関心がない限り、普通は他の人と一緒に時間を過ごすことはないでしょう。しかしあなたはスペインにいるので、ここにはあまり友達もいないしスペイン人と知り合う事に関心があるでしょう。なので、別の日に会ったり出掛けたりするために電話番号やメールアドレスの交換を率先して行わなければいけません。

この件に関して、ある日本人との具体的な経験があるので、ひとつの例としてお話しします。

私はスペインへ留学して間もない日本人を知っていました。私達はFacebookアカウントを交換しましたが、最終的に連絡を取って会う約束をする事はありませんでした。そして、後日何らかの形で彼に会ったので『もう、多くのスペイン人の友達が出来ましたか?』と尋ねた時、彼は『いいえ、でも知り合って彼らと一緒にいたい』と答えたので、私はこう尋ねました。『では、なぜ私に連絡を取ろうと思わなかったのですか?』彼:『とても忙しいと思ったので、邪魔したくないと思ったから。』

これは時々起こった例です。実際私は自分からは連絡しませんでした。なぜなら、彼が私に会いたかった場合、彼から連絡してきてくれると思って待っていたからです。
ここで問題なのは、彼と会うことができたにも関わらず、率先して集まろうという提案をしなかったことです。この例のように、忙しそうだからと言われることや、こちらから誘えば来てくれることもあるので、最終的にはこちらから提案することがより良いと感じました。

しかし、待っているだけでは何もできません。スペイン人はスペインに住んでいてすでに友達がいるので、”他の友達”は必要ないからです。だからこそ、スペイン人と知り合いたい時に連絡を取らないのは、興味がないからだろうと考えてしまうのです。どんな場合でも、たとえ忙しかったとしても、あなたが会いたいと連絡してくることに対して嫌な気持ちを持つスペイン人はいません。そのことに良い印象を持つことはあっても、嫌な気持ちにはなりません。

最初の自己紹介で、スペイン人に何と言えばよいでしょうか?

あるスポーツクラブや活動で、連絡先の交換をする場合には、活動について話すなど皆どのように自己紹介すればいいのか想定でき、お茶に誘う事も特に問題ありません。
遊びにいく”ことに関しては、おそらく日本人にとって難しいでしょう。なぜなら日本では友達と一緒に出掛けたとしても、通常道やパブで知らない人と知り合うことはありません。

知り合いになるために特別なフレーズは必要ありません。先ほど言ったように、スペイン人は驚きません。ここで、ある例え話をします。

あなたが同じクラスの外国人と夜に一緒に飲みに出掛けたら、もちろん誰もがスペイン人の友達を作りたいと思うでしょう。そのときの状況にもよりますが、あなたは道ばたでこのようにしてどんな若者たちとでも知り合うことができるでしょう。
『すみません、私達は外国人で最近この街に来ました。この辺に詳しくないので、どこかお勧めのパブを教えてくれませんか?』

すると普通はこのような状況になります。
1、この街の人ではないので、彼らは何も知りません。
2、お勧めの場所を教えてくれますが、あまり興味を示していません。
3、お勧めの場所を教えてくれ、またとても親切で、会話を続ける事に積極的です。
4、お勧めの場所を教えてくれ、そして一緒に行こうと誘ってくれます。

1と2の場合は、別のグループに再チャレンジする方が良いでしょう。4の場合は、はっきりしています。また3の場合は、実際に親切かどうかは分かりませんが親切そうなので、パブに行くかどうか、また良ければ一緒に行ってもいいかどうかを尋ねる事ができるでしょう。すると彼らは、“はい”または“いいえ”で答えてくれるでしょう。(通常“いいえ”の場合は、はっきり言わず何か言い訳をします)

実際にはもっと多くの聞き方がありますが、全て状況次第です。そして重要な事は、ただパブを探しているだけかのように自然に振る舞う事です。

パブでの他の例では、カウンター付近にいるスペイン人に近づき、こう言います:『すみません、ここの店のお勧め(お酒)はなんですか?』人によりますが、あなたはきっと話す事が出来ます。もちろん話しに興味を持つ必要はあります。“もし、会話を続けないのであれば、なぜそれを尋ねたのですか?”

これらの例はとても普通のことで何度も経験していることなので、スペイン人は誰も驚きませんし、全く不思議には思いません。
他のグループと知り合おうとする場合、あなた達もまた2人以上の方がより容易で自然です。あなたが男性で夜に飲みに出掛ける時、知らない女性に声をかけることは、彼女をナンパしようとしているように見えるかもしれないからです。(またはその逆)


最後に、もし悪い経験があなたを思いとどまらせるのであれば、それはばかげた事だと書き添えておきます。スペイン人は一般的に明るく、友好的で話す事や人と知り合う事が大好きだからです。

2013年10月18日金曜日

はじめまして

 このブログは、スペインと日本の文化の違いなどを示す事によって、スペイン留学を考えている人が、留学後スペインでの生活によりスムーズに適応出来る事を目的としているブログです。その為に、私達(アルバロとダニエル)は、今までの経験や視点からここで勉強している人や、これから留学する人々が関心を持つかもしれない、と思うテーマを取り上げて説明します。6年前から、今までに250人以上の日本人留学生と知り合ってきました。ただ知り合ったというだけでなく、多くの活動を共にし、話す事によって彼らの考えや懸念を知って、良き友達になりました。その為、同じような状況で知り合った日本人にアドバイス出来る、十分な経験と知識を持っていると思っています。
ブログ記事は全て、このブログに興味を持ってくれる全ての人が容易に理解出来るよう日本語で更新します。日本人がスペイン留学について書いているブログや意見は、多くあるでしょうが、スペイン人の視点で書かれたブログはきっとないでしょう。また私達は、多くの日本人留学生と知り合ってきたので、より一般的な観点でアドバイスする事が出来ます。このブログは、スペイン語で書いた後、(皆さんに正しく理解してもらう為に)様々な日本人の友達によって日本語に翻訳してもらっています。

 ただ私達の経験に基づいて話すので、一人一人個性があるように、同じ状況でも何か違う結果になる事もあります。